PC（パソコン）自作で地デジもBSも
PC（パソコン）自作派のなかには、チューナー付きビデオキャプチャーボードを装着してテレビ番組を録画し、ハードディスクに保存して、テレビやモニターで視聴していた人が少なくないと思います。ところが、テレビ放送の地デジ化は、それを事実上不可能なものにしていました。地デジ番組を従来のS端子やD1端子（D端子の最低規格）からキャプチャーした場合、画質が非常に悪くなってしまうためです。しかし、地デジチューナー付きキャプチャーボードが登場したことにより、再びPCでテレビ録画が可能になりました。
現在、地デジチューナー付きキャプチャーボードを製造している代表的なメーカーとしては、BUFFALO、I-O DATA、ピクセラなどがあります。各メーカーとも、従来型のPCIスロット対応製品も生産しており、古いマザーボードを使用しているPCにも装着できます。ただし、最新のものはPCI Express x1対応タイプが普通です。また、メーカーによって様々な製品があり、ダブルチューナーで裏番組の録画ができるもの（BUFFALO）、地デジ・BS・110°CSの3波を受信・録画でき、BSのフルハイビジョン録画まで可能なもの（I-O DATA、ピクセラ）などもあります。PCに保存したテレビ番組は、DVDやBlu-rayディスクへ10回までダビングすることができます。ただし、9回までは通常のコピーですが、10回目はムーブと呼ばれ、ダビングと同時にハードディスクの元ファイルが削除されます。
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PCに保存したテレビ番組を地デジ・110°CSのHD画質やBSのハイビジョン画質のままでテレビやモニターに再生するためには、デジタル端子のHDMI端子を装備し、著作権保護のためのHDCPという信号方式に対応したテレビやモニターとグラフィックボードが必要です。また、地デジチューナー付きキャプチャーボードを快適に使用するためには、他のPCパーツに高いスペックが求められます。自作PCがキャプチャーボードメーカーの要求する使用環境に適応していることを確認してください。
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