PC(パソコン)自作 よくあるトラブル

PC (パソコン)の自作をしていると、実に様々なトラブルに遭遇します。個々のパーツが不良品であることや欠陥があることまで含めれば、1台の自作PCには、トラブルの原因が枚挙にいとまのないほどたくさんあります。そこで、ここではパーツの問題によるトラブルには触れないこととし、作り手のミスによるトラブルを中心にいくつか紹介します。


よくあるトラブル(1) 起動してもマウスとキーボードが機能しない。

自作パソコンの起動が完了してモニター画面が正常に表示されても、ポインターがモニター画面の中央に貼り付いたままで、マウスを操作しても動かない、キーボードを操作しても反応しない、ということがあります。これは、マウスとキーボードのコネクターを逆に接続するという単純なケアレスミスが原因です。この場合、すぐにマウスとキーボードをつなぎ直しても機能しません。正しくつなぎ直してから再起動してください。

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よくあるトラブル(2) 起動し始めてもモニターに何も表示されず、しかも......。

電源LEDが点灯し、ファンの回転音も聞こえ、PCが確かに起動を開始しているのに、モニター画面はずっと暗いままで、しかも電源ファンの音が異常に大きく聞こえるという場合です。このトラブルは、電源ユニットの定格出力(ワット数)以上のパーツを取り付けた場合に起こります。電力不足によってグラフィックボードが正常に機能しません。一方、電源ユニットは過大な付加のためにファンがフル回転します。危険な状態ですから、起動スイッチを4秒以上押し続けてPCを停止させてください。ハードディスクを複数積んでいる場合は、必要最小限の台数に減らし、それでも変化がなければ、より高出力の電源ユニットと交換します。


よくあるトラブル(3)起動ボタンを押してもPCが起動しない。

起動ボタンを押しても何の反応もない場合です。まず、ケーブル類を正しく接続してあるか確認します。特に、起動ボタンやリセットボタンからの細いケーブルが、マザーボード上のシステムパネルコネクタに正しく接続されているか確かめてください。問題がない場合はマザーボードの異常が考えられますが、その他の理由として、BIOSチップに記憶されているプログラムの破損も考えられます。チップ自体は丈夫ですが、異常な高温や力が加えられると、記憶されているBIOSが破損することもあります。全く起動しない場合は自分でBIOSを再インストールすることもできませんので、メーカーや販売店に修理を依頼するか、BIOS専門の修理業者にチップを外して郵送し、新しく書き込んでもらいます。

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