自作PC(パソコン)のCPUとCPUクーラー

PCの動作速度にもっとも大きな影響を与えるのは、CPUのクロック周波数(単位: Hz)という値です。クロック周波数は、CPU内部を流れる信号電流の周波数のことで、1秒間にその数値の回数分だけ、CPU内部の回路の間をデータ信号が一斉に移動し処理されていることを表しています。CPUによってそれぞれ固有の値がきめられており、クロック周波数が高いほど信号電流が速く流れ、その結果、データ処理が速くなります。

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たとえば、同じタイプのCPUで比較した場合、クロック周波数が3GHz(ギガヘルツ)のCPUは、1.5GHzのCPUの2倍のスピードでデータ処理ができることになります。

かつてインテルのCPUは、ひたすらクロック周波数を高くすることでスピードアップを図ってきました。しかし、現在もっとも普及しているインテルCore 2プロセッサーでは、CPU内部に演算処理の中枢であるコアが2つ構築され、独立した2つの演算回路が同時に処理を行なうデュアルコアや、さらに倍の4つのコアを持つクアッドコアが主流となっています。それによって、クロック周波数を低めに抑えながら、処理速度を飛躍的に向上させることが可能となりました。

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このような新しいCPUの登場は、PCの高速化をもたらしただけでなく、省エネ化と静音化というメリットももたらしてくれました。以前のPentiumプロセッサーは、クロック周波数が最速3.8GHzにまで達しましたが、現在のCore 2プロセッサーは2GHz代が主流です。クロック周波数の低減は電気的負担の低下につながり、さらに低電圧化が実現したこともあって、Core 2プロセッサーは発熱量が低く抑えられています。そのため、CPUの冷却パーツとして必須であるCPUクーラーは、以前はファン付きが当たり前でしたが、現在ではファンのないファンレスタイプが使えるようになり、その分、PCの動作音も静かになりました。


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また、現在のCPUクーラーは、冷却フィンへの効率的な熱伝導を可能にしたヒートパイプが使われており、ファンレスでも十分な冷却効果を発揮します。

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