自作PC(パソコン)の電源ユニット

PC(パソコン)の心臓に当たるパーツが、電源ユニットです。インテルが定めたマザーボードの大きさの規格であるATXに準拠しており、"ATX電源"と呼ばれています。ちなみに、ATX電源は、マイクロATXのマザーボードやPCケースでも使用できます。
→ATX電源一覧
また、インテルのCPUを搭載するマザーボードについては、必要な電圧・電流値と電源コネクタの種類・数のガイドラインをインテル自身が定めており、ATX電源はそれに準拠して設計されています。

したがって、現在販売されているインテルのCPUを使用してPCを自作する場合は、「ATX12V Ver.2.2/EPS12V」か「ATX12V Ver.2.3/EPS12V」のように明記されたATX電源を使用してください。古いATX電源を使用すると、PCが正常に動作しない可能性があります。また、あまりに安価な電源ユニットは危険です。PCが正常に動作しないばかりか、マザーボードをはじめとする重要パーツが破損してしまうかもしれません。

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わたしたちユーザーが電源ユニットを選ぶときには、一般に、その静音性が重要な判断基準となっています。電源ユニットの取り付け位置は、PCケースの背面上端が定位置となっており、内蔵されている冷却ファンの排気窓がPCケースの背面に露出するように取り付けます。電源ユニットの冷却ファンが、PCケース内から上がってくる熱気を集め、電源ユニットの熱といっしょに背面から放出するという仕組みになっているのです。

→ATX電源を選びますか?

この排熱システムは一見合理的なものに思えますが、PC内の発熱パーツ(グラフィックボード、ハードディスクなど)が増えた場合、温度センサーで自動制御されている冷却ファンは常に高速で回転し続け、騒音の大きな原因となります。メーカーもその点を考慮して、低速でも風量の大きい大型ファン(通常12cmファン)を備えた電源ユニットを発売していますが、低速回転の大型ファンにも、振動が大きくなる、うなるような低い音が耳ざわりという場合があります。

CPUファン、シャーシファンなど、ほかの音源の静音対策を施した後、最後に残る騒音の原因が電源ユニットです。結局のところ、実際に使ってみなければ良し悪しは判断できないのですが、メーカーサイトの製品説明をよく読み、信頼できそうなメーカーの製品を購入するしかありません。ご参考までに、筆者はAbee(アビー)という国内メーカーの静音タイプを使用しています。定格出力500Wくらいまでの製品なら、かなり静かです。

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