自作PC(パソコン)のケース

PC(パソコン)ケースは、パーツを取り付ける台という意味で「シャーシ」とも呼ばれます。マザーボード、電源ユニット、拡張ボード、DVD-CDドライブ、フロッピーディスクドライブ、ハードディスクなどの主要パーツのほか、冷却用のファンもPCケースに直接取り付けます。取り付けには通常、ネジを使用し、PCケースの内側にしっかりと固定します。

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PCケースは、軽いアルミ製が一般的ですが、内部にたくさんのパーツを固定し、その中には電源ユニットやハードディスクなどの重量パーツも含まれますから、全体重量はかなりのものとなります。しかも、組み立てやメンテナンスのときに、持ち上げて作業するところまで運ばなければなりません。したがって、PCケースは何よりも丈夫であることが肝心です。

また、ケース内には、CPU、GPU、ハードディスク、電源ユニットといった発熱パーツが少なくありません。そのため、発熱パーツを冷却するためや、外気を取り込んでケース内の熱気を放出するために、シャーシファンと呼ばれるプロペラ型のファンを複数設置しなければなりません。また、電源ユニットにはそれ自体を冷却するためのファンが内蔵されており、CPUクーラーもファン付きが一般的です。これらのファンの中には、パーツや周辺の温度が上昇したときにだけ回転するものもありますが、多くはPCの稼動中ずっと回転し続けます。そのため、PCケースには気が付かないほどの微細な振動が常に発生しており、場合によっては、PCケース外側のパネルが不快な振動音を発することになります。そのような振動音の発生を少なくするためにも、PCケースは、薄いパネルで囲まれたものではなく、厚手の丈夫なパネルが使用されているものを選ぶべきです。

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PCケースの大きさには、特に世界標準があるわけではありません。しかし、インテルの定めたマザーボードと電源ユニットに関する規格として、標準サイズのATXと小型サイズのマイクロATXが普及しており、各ケースメーカーはそれらに準拠してPCケースを設計しています。ただし、マイクロATXのPCケースは内部が狭いため、拡張ボードやCPUクーラーなどを自由に選べないことがあり、また、パーツ交換やメンテナンスがしづらいという欠点もあります。ATX規格のPCケースの方が、作りやすさ、扱いやすさ、拡張性という点で優れていますので、おすすめです。→PCケース一覧を見る

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