PC(パソコン)の地震対策をしよう

PC(パソコン)の地震対策をしよう

PC(パソコン)の地震対策と言っても、激しい揺れや落下物による損壊を予防しようというものではありません。主として、地震直後の停電によって起こり得るデータの破損や消滅を防ごうというものです。

自作PCの場合、ノートパソコンのようにバッテリーを内蔵していませんので、稼動中に停電に見舞われると、正常な終了の手順を経ずに、突然シャットダウンします。その際、作業中のデータは、手動によるバックアップやアプリケーションによる自動バックアップのなされていない最新の書き込み内容が、確実に消滅します。また、大容量のファイルをコピーまたは移動させている場合には、作業中のファイルが破損する危険性があります。

不正なシャットダウンによるファイルへの悪影響は、その他にも、一部アプリケーションのシステムファイルが破損することや、データファイルが認識できなくなることがあり、さらには、OSのブートファイルなどが破損して起動しなくなる可能性もあります。そのような場合、Windowsでは古い製品ほど復旧が困難です。また、最悪のケースとしては、ハードディスクがクラッシュして使用不能になることも考えられます。

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OSや起動ディスクの破損に対する簡単な予防策としては、起動ドライブをRAID1(ミラーリング)のRAIDドライブに構築しておくという方法があります。しかし、これとても、2台のディスクのどちらかが必ず生き残るとは限りません。

そこで、自作PCの確実な地震対策としては、UPS(Uninterruptible Power Supply・無停電電源装置)の使用以外には考えられません。UPSのバックアップ時間は接続している機器との関係でごくわずかな時間に限られる場合もありますが、それでも、停電の発生を確認してからデータを保存して正常に終了させることができます。現在市販されているUPSは、小型の機種(400W程度)であれば2万円台から購入できるようです。

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